昔の家は「軒」の長いそして窓には「庇」のついた家が多かった。 特にこの山陰ではそれが見受けられました。
雨の少ない山陽側では、軒も無いコストも安い「四角い立方体」の家で十分でしたが、ここ最近は変わってきました。
冬場に太陽の熱取り入れて、それを利用する「パッシブハウス」と言う考え方です。
ドイツでは認定制度があり、それ取得すれば、住宅のリフォームの場合、補助金も出るし、金利も安くなります。
住宅以外のアパートでも「建物の燃費計算書」を付けなければ新築や中古の販売が出来ないようです。
住宅のリフォームこそが、「地場産業の活性化」そして「地方の発展」つながる、必須条件だそうです。
そのためには「大学で林業」を学び「山」に入ってもらう人材から育てていました。
ドイツの樹木は、60年経たなければ用材とはならないそうですが、日本では30年と言われています。
だからこそ木材を大切にし、樹冠や枝に至るまで無駄にしない「バイオマス発電」が普及するのだと思います。
「庇」に戻りますが、夏は太陽高度が高いので、「庇や軒」が有効に働き、直射日光を遮ります。
しかし冬は太陽高度が低いので「太陽光」を室内に取り入れることが出来ます。それが「パッシブハウス」です。
(夏の東西面は樹木や御簾、外付けブラインドが有効です)
そんな考えの家が増えれば、温暖化防止に貢献できるのでは!!