あえて、断熱リフォームに、「吸気」+「換気」を足して書きたいと思います。

本年は、新型コロナの話題で一年が暮れようとしています。

思うに、新築住宅には「24時間換気」が義務づけられています。

もちろん、住宅以外の新築建物にも24時間換気と火災警報器の設置が必要です。

しかし、既存建物にはその「換気」の必要性があるのに、規制がありません。

「換気扇の設置義務」は無いのです。

最近OB様より、「既存建物に24時間換気を付けているのは、㈲持田建築さんだけですよ」と言われました。

数年前に大型リフォームをしてから、他社のリフォームに興味がわき、数多く見て歩いて分かったそうです。

コロナ禍で「３密」で換気が必要と言いながら、その換気扇のスイッチが入っていなかったり、壊れたままだったり、ドアが密閉された部屋で換気扇を空回りさせていたりと、実際には口だけで、空気が流れる対策がされていないように思われます。

空気の流れには、入口と出口が必要です。

そこが、大半の人は理解されていないようです。

もう一度言いますが、給気口が無ければ空気は出ないのです。

最近のニュースはそれを言い始めましたが、何％の人が理解し、実行しておられるのでしょうか？。

休業要請に40万円も50万円も出すならば、既存建物に「給気口の付いた計画換気設置」を指導されたが良いと思っています。

特に密閉がちな、カラオケbox、料理店、スナック、etc。

ある魚屋さんに聞いたら、「魚焼きの煙で空気の流れは見て知っている」と言いながら、客室には換気扇が設置されていませんでした。

問題は、客席に空気の淀みが無いことが重要だと思います。

あとは、コロナウイルスは口から出て行くことです。

人にうつさない為には、喋らない事です。

相手に向かって唾が飛ばないようにしましょう。

不自然ですが、相手の顔を目で見ても、口は横を向いてしゃべりましょう。口を覆いましょう。

換気の話を「高気密・高断熱住宅」の説明で、24～25年もやって来たのに、こんなに世の中には、理解されていない事に、最近がっかりしています。

是非この記事を読まれた方は、自宅の換気扇が正常に回っているか確認して下さい。

そして、ちゃんと空気が入っているかも確認してください。

以上

熱交換型の同時吸排をお施主様が取り付けられる予定です！

鴨や白鳥が目の前までやって来る、贅沢な事務所のリフォームでした。