古民家をリノベーションすると、今の建築ではほとんどみらないものを見る事ができます。
例えば磨りガラスや囲炉裏の天井に使っていた竹、年号の欠かれた建具などが姿をあらわし、私たちに歴史を感じさせてくれます。
古きものを大切にし、新しい時代の生活に取り入れていくことはとても素敵なことではないでしょうか。
➀型硝子:昔懐かしい方もいらっしゃるのでは?
②サナ戸:風の通る建具です。暗い室内から外は見えますが、外からはレースのカーテンのように見えにくいです。
③この煤竹は、草ぶき屋根時代の物で、黒い梁の上に敷き詰め、蓆をしいて、土が10センチ程度敷いてあり、人が歩けるようにした「2階床」の下地です。
草葺が腐ったり鳥が穴をあけ雨が入っても、その土が雨を吸収するので、しばらくは1階には漏って来ません。
そして、茅葺の場合、毎年切ったカヤを保管場所として使ったりもしてあったようです。
40年前には#㈲持田建築では、こんな作業を毎年何軒もしたものでした。