本葺き瓦の葺き替えが始まりました
棟札には昭和12年とありますので、85年は経過していると思われます。
現在このお堂は、海中から薬師如来像を引き上げた漁師の与市「補然」をお祭りされています。
瓦がいつ敷かれたかは分かりませんが、鬼面一の鬼、二の鬼、寺紋入りの軒の唐草、などなどかなり立派な造りとなっていました。
おそらく40年ぐらい前に屋根瓦の敷き直しがされたと見受けられ、瓦は古いけれどアスファルトルーフィングが使用されていました。
本来ならば、下地に削ぎ(板を薄く削いだ物)が使用されているはずです。
また、路盤や宝珠も立派な銅製で、素材は傷んでいません。
後世に残さなければならない建築物です。