■出雲風土記に出てくる神社仏閣は「海抜20m」にきれいに揃って建っていた。
最近災害が多いので、弊社の附近の神社仏閣がどんな標高に位置するか調べてみました。
(青ラインは「海抜5m以下」、赤は「海抜20m」、緑は「海抜50m以上」)
比較的低い山ばかりでいた。
そして出雲は内海、北風も防げるし、西風もかなり和らぐ地、これなら食物には不自由が無かったのかもしれません。
直ぐ東隣には「佐香神社、松尾神社」、酒もたんまり、180日間も飲み明かしたようです。
海の物、山の物、野の物、なんでも豊富に取れた事でしょう。
出雲文化が、連綿と繋がった理由がそこにあるような気がします。
それにしても、海抜20mラインにきれいにそろって建っていると言う事は、そう言う決まりがあったのか、
1000年もの歴史の中で、自然に「洪水」「土砂災害」「風害」から逃れて来たらここだったのか、先人たちの「苦労と知恵」が見えるようです。
現在のわが社は、海抜10m~20mに位置し、古代には内海だったと思われます。(古代には宍道湖は無く、日本海だったようです)
鹿園寺町の氏神様は「山口神社」、海抜30m附近です。
しかし、440年ぐらい前には、「山津波で現在の地に移転」とありますので、もう少し山奥に建っていたようです。
山津波=土砂災害、に遭遇したと思われまれます。