古民家の茅葺き屋根の改修をしました。
この建物は、寄棟屋根の南面は7年前に葺き替えが終わり、東西面は10年前に葺き替えられていました。
しかし、東西面がすごく傷んで来ていたので、職人さんに相談した所、運良く「茅」が有り、また職人さんも79歳の夫婦が「今年ならまだなりますよ」と言ってくれましたので、即決しました。(来年は80歳で…?)
最初の準備は、竹を切ることでした。
竹は2月の中旬が切時の限度、それを超えると「虫が入りすぐに腐ってしまうよ」と言われたので、すぐに準備をしておきました。
そして、手伝いの人間を確保して、当番表を作り、お手伝いに出ました。
我々の作業は、茅の長さを切る事と、屋根の中に入り、紐を通す係りでした。
中に入った者は煤で真っ黒になり、昔の人の苦労が体験できました。