現場レポート
第一種換気機材を搬入。

24時間換気は一種になりました。


住宅には「24時間換気システム」を設置することが義務づけられています。
これは、昔、シックハウス法ができた頃に関係しています。昔の家は窓やドアの気密性が低く、風圧換気で自然に空気が入れ替わっていました。しかし、サッシ(窓枠)が密閉されるようになると、空気の入れ替えがうまくいかず、室内にホルムアルデヒドなどの有害物質がたまることがありました。そのため、シックハウス症候群という体調不良が問題になり、換気システムが義務化されたのです。
今では、家が「高気密高断熱」になっているので、室内の空気が入れ替わらないと新鮮な酸素が足りなくなったり、臭いが取れなくなったりします。そのため、換気が必要だとされています。
もともとはホルムアルデヒド対策のために換気が必要とされましたが、現在では輸入家具や建材など、規制のないものから有害物質が出ることがあるため、引き続き換気が重要です。
本来は「断熱」よりも「換気」を先に考えるべきだということです。気密性、換気、断熱の3つはどれも大切で、これらを同時に考えないと健康的で快適な室内環境を作れません。