社長ブログ
これって「古代工法」?

大工が杉板を削り天井に張る、以前は当たり前が今では…。

日本のどこの山にも杉の木は植えられ、今では用材として育っています。
しかし、山に入って木を伐りだす「木こり」がほとんどいないんです。
その木を切り出し使えば米松を購入しなくても住宅の構造材にはいくらでも使えます。
米松を輸入するから杉の木を切らないのか、木こりが居ないから流通に出回らないのか?
自動車産業の輸出をさせるために米松を輸入するのか、理由は色々あると思いますが、もう少しバランスを考えてもらいたいと思います。
海外では昔から山火事が発生し町が全焼したとか何度も聞いていましたが日本でも発生してしまいました。
海外でも山に入る人がいなくなり、落ち葉が30cmも溜まり、火が付くと水もないので消火できないのを見たこともあります。
海外ではそんな火事に備えて民間消防隊を抱えているそうです。お金がある人の家は焼失しないそうです。
それはさておき、日本のヒノキや杉の木を何とか利用しなければ、先人たちの努力が無駄になってしまいます。
以前にも触れましたが、木こりに学位を取らせ、カッコいい服を着させ、山の管理人としての仕事をまかせ、十分な給料を支払い、地方の発展の為に頑張ってもらう仕組みをだれか作ってください。
ドイツでは20年前から実行していますので、それを参考にし、実践してもらいたいものです。
国の発展は地方から!!


2017年、ポルトガルを移動中に山林火災遭遇。