新着情報 News

  1. トップページ
  2. 新着情報
  3. 「家は、建てて終わりではない」

社長ブログ

「家は、建てて終わりではない」

家族を44年間守り続けた家

天井を解体すると、棟札が出てきました。

そこには、当時のお施主様の名前と年齢。
子供たちの名前。
宮司さん、請負者、大工、左官――家づくりに関わった人たちの名前が丁寧に書かれていました。

そして昔の棟札には、
「米一俵の値段」
「職人の賃金」
時には「酒一升の値段」まで書かれていることがあります。

年号を見ると、今から44年前。

つまりこの家は、44年間ずっと家族を守り続けてきたということです。

私は棟札を見るたびに思います。

家は、ただの“建物”ではない。
そこに暮らした家族の歴史そのものだと。

この頃、私は23歳でした。

高度成長の最後の時代。
職人の賃金はどんどん上がり、仕事は山のようにありました。

新築が三軒同時進行。
リフォームやリノベーションが十件。
営業案件も山積み。
請求書を書きながら、次の段取りを考える毎日。

正直、「もう現場はいらない」と思うほど必死でした。

それでも走り続けたのは、家づくりが好きだったからです。

バブル崩壊。
同時多発テロ。
リーマンショック。

時代は何度も大きく揺れました。

それでも建築だけは辞めたいと思わなかった。

なぜなら、家づくりには
“家族の人生を支える責任”があるからです。

44年前の棟札を見ていると、当時の大工さんたちも、きっと同じ思いで建てたのだろうと感じます。

この家も、次の世代へ受け継がれていく。

そう思うと、胸が熱くなります。

家は、建てて終わりではありません。

何十年後かに天井を開けた時、
「いい家を建ててもらったな」

そう思っていただける仕事を、これからも続けていきたいと思います。

お問い合わせ Contact Us

建築に関するお問い合わせは、お電話、メールフォーム、LINEより受け付けております。ぜひお気軽にご相談ください。

ページトップに戻る